2/14/2012

忙しいママも勉強しましょう!


ママたちが、忙しいのはわかってます。わたしも、そうです。でも、ちょっとだけ放射能や原発について勉強しませんか。 一日15分でもいいです。

どうして、放射能について 勉強するのか? 自分と自分の大切な人たちを、よりよく愛するためです。役立つ人間になるためじゃないです。自分の知的好奇心を満たすためでもないです。専門性をつけてキャリアにつなげるためでもありません。脱原発また原発推進の活動を支えるためでもありません。 自分と愛する人たちのため、自分自身で考えて判断ができるようにするために、勉強するのです。愛する人がいるなら、勉強してください。

でも、勉強なんかしたくない。そんな暇ない。ややこしいこと嫌い。何を勉強していいのかもわかんない。 誰か、簡単に、3分だけ読んだり観たりすればわかるように、説明してくれない? いや、説明もいらない。何をどうするべきかだけ、教えてくれない? と、言いたい方へ。

大概のことは、それでいいとおもいます。 

でも、放射能は違うのです。勉強するべき課題です。なぜかというと、感覚とか本能とか経験とかで、把握できない課題だからです。 専門家といわれる人たちも、万人に通用する正しい答えは、分かっていないのです。自分と自分の愛する人たちにとっての答えは、自分で判断するしかないのです。で、ないと、運は天任せとなっていしまいます。それでいいというなら、かまいません。でも、ママって、子供にかかわることを他人任せにはしたがらないものです

で、よーし、ちょっと勉強してみよっかと思っていただけだ方へ。 私は、研究職に長く就いてきた人間でいわば勉強のプロですが、ママたちにシェアしたいことがいくつかあります。

1)勉強とは、自分が「何を知らないのか」を学ぶことです。  私の専門家の定義は、その分野について自分が何を知らないかを、正確に把握している人間です。勉強すればするほど、ふつう、わからないことが増えていきます。すべてわかったーと思ったときは、要注意です。

2)何を勉強したらいいのか? どこから、手をつけたいいのか分からない人は、自分が、一番気になること知りたいことを質問として、書き出してみてください。「1ベクレルって、どういうこと?」 「魚たべても大丈夫?」 「2号機で、温度上昇って、なんで心配している人がいたの?」「ストレステストって何?」「何で東電は、電気代値上げが必要といっているの?」 などなど、なんでもいいのです。まず、ひとつ。そうしたら、その質問の答えを、自分でみつける。その過程が、勉強です。

とりあえず、自分の気になる課題について、文献を検索してみてください。その課題の本などを図書館から何冊か、かりてきて、ぱらぱらページをめくってみる。読みたかった本があれば、よんでみる。それでいいです。新聞やTVや雑誌でも、始めはいいですが、そこから、元となる情報をさがしましょう。ひとつの質問について自分なりの答えをだすのに、最低三つソースを探しましょう。

3)残念ですが、たとえ自分が選んだ課題であっても、勉強は、つまらないことが多いです。放射能については、面白いから、勉強するんじゃないんです。でも、つまらなくて当たり前さと思うと、気が楽になります。もう我慢できない。と、思ったら、何のために勉強しているのか、今一度思い出してください。愛する人の顔を思い浮べるのも、いいです。