7/13/2011

被曝をへらすために: 黄金熊からの提案


黄金熊は、反原発の立場だけど、それよりまずは被ばくについて手を打つほうが大切だとおもっています。原発の是非については、賛否両論だとおもうけど、被曝を減らすって事には 誰でも賛同できるだろうし、一番大切なこと。

で、被曝の原因をなんとかするために、提案があります。

放射物質を生活環境(空気、土壌、河川、海など)から取り除くための除染技術、また、放射性物質の効果的な処理にかかわる技術開発や基礎研究を支援するための大型の基金を、官民でで立ち上げる。です。

基金の運用と目的は二つ。 ひとつは、放射汚染の解決につながる基礎的研究にたいして恒常的に資金を供給する。わたしは、この分野については、まったくのど素人ですが、これまでの日本での国を挙げての原発促進政策のもとでは、原発事故を仮定したうえでの放射汚染による環境被害についての研究などが、金銭的にも構造的にも十分に支援されてきたとは思えない。この状況をがらりと変え、多くの優秀な人材を、放射汚染の解決に携われるようなサポートが、新たに必要だと思う。そのためには、まず、研究費だ。

目的の二つ目は、X Prizeのような、除染のための技術開発コンテストを、スポンサーする。 あるゴールと提示して(たとえば、100万ベクトル/㎡のセシウムの汚染された土壌を短期間で1万ベクトル/㎡以下まできれいにするとかいうゴール)、アイデアを公募する。実用化が、期待できそうなものに、研究費を援助する。そして、一定期間以内(3-7年)に、そのゴールを達成させる技術を編み出した人やグループについて、賞金をだす。このコンテストで編み出された、技術は基金のものとなり、それを、福島や日本だけでなく、世界中で必要なところで役にたてるようにする。

ただ、X Prize とは、ちがって、競争ではなく、同分野内または異分野の間のコラボレーションを、支援したい。いろんな人が集まって、知恵をだせば、きっと、技術革新が促進されると思う。その、コラボレーションを促進するための、プラットフォームも基金の活動として立ち上げる。賞金や研究援助も、コラボレーションを、促進する様な形態にする。

ミッションは、日本や世界中の、優秀で意欲のあるブレーンにたいして、フクシマそしてこの地球のために、放射汚染や放射ごみ処理の解決法を見つけよ というチャレンジを突きつけ、そういう努力をサポートする。そんな研究支援基金を 立ち上げられないものだろうか。

これ、 黄金熊の願いごとです。